PROFILE

Theo HAZE

Theo HAZE(テオヘイズ):現代美術家。

1978年神戸生まれ。
2001年 宝塚造形芸術大学美術学科卒業、同大学にて世界四大アーティスト(具体美術協会/アメリカMOCA認定)嶋本昭三氏に師事。

幼い頃から父に連れられ山登りをして過ごし、山や土地固有の持つ記憶や自身の体験から作品を立ち上げている。

日本のアニメ全盛期に洋楽を聴きながら育ち、3歳のときに読んだ教育マンガ「天国と地獄」に影響を受け、死んだ後は人間はどうなるのか、自分はなぜここにいて何処へ行くのかという問いを時代性と照合しながら表現する作家。

国内外の土地と呼応する形での、三味線奉納演奏をライフワークとする。

 

Recommendation

“The SHINTO is the deepest expression of the ancient culture of Japan, its origin dates back to the beginning of time, it is similar to the animistic religions of ancient shamanistic peoples of Siberia. HAZE invites us to the meeting of its ONI (two-horn-monster), small recurring characters in the Japanese tradition, representations of good and evil spirits, very present in B. D. in animation at MIYAZAKI, they resist time.

HAZE is an important artist in the young Japanese generation.

MAISON DU CHEVALIER-Galerie art Contemporain- Jean-Marc TILCKÉ” (ex-professor of Phirosophy and Arts at Solbonne University & owning contemporary gallery for 35 years)

<日本語訳>

神道は、日本の古代文化の奥深さの現れであり、その起源ははるか古代にまで遡る。それはシベリアにてシャーマニズムを信仰していた古代人たちのアニムズム的な宗教観と相通じるものである。HAZE氏は、日本の民話に繰り返し現れる「鬼」を善とも悪ともつかぬ存在として表現しており、紀元前あるいはミヤザキアニメの映画のような世界へと私たちを誘い、現代に疑問を投げかけている。HAZE氏は、日本のアーティストの若い担い手として、重要な役割を果たす人物の一人である。

ジャンマルク・ティルケ(ソルボンヌ大学哲学・美術教授、ギャラリスト歴40年)

Theme: Anima => Anime=> Animism
Under the influence of his father, he has spent much time climbing mountains every weekend. At three, a book “Heaven and Hell” was his favorites and often made a lot of unique clay creatures, which usually lined up in the window. The motif was so unique that an British man asked his mother to take him to England to give special education and develop his skills of art. His strong interests towards nature, spirit and also animism has occurred by these experiences he had in childhood.

After studying at University of Art, he began to travel around the country along with Shamisen, Japanese traditional guitar, to seek Japanese identity and contact natural spirits floating around the air. Shamisen, acting for shamanic drum, brought him spiritual intuition and combined strongly with invisible world. So his artworks including statues, paintings, and CGs naturally represent the “spirit=anima” world based on his real experiences.

He gave his original interpretation to spirit (=anima) and expressed as “oni” a Japanese monster, looking like animation (anime) character since he is also one of the people of Japanese “manga” generation. He has played shamisen in the deep moSuntain and also in the urban street for natural or cosmic spirits floating around as his lifework for 20 years. Then graffiti art style has gradually been seen in his artworks, in mixture of ancient mural painting and contemporary street art.

3歳より美術と見えない世界に興味を持ち、少年期は父の影響で毎週山登りをして過ごす。中学高校時代は音楽に目覚め、吹奏楽部でパーカッションに真剣に打ち込みながら、絵を描く。美大入学後、津軽三味線を始める。津軽三味線は鎮魂の楽器と言われる。聖地俗地で三味線奉納演奏をしながら超自然的存在とコンタクトしつつ、霊魂(ANIMA)について独自の解釈とインスピレーションを拠り所とした作品を発表。古代のアニミズム的観点を盛り込んだ作品が、フランスのArtist in Residenceにて評価を得る。ソルボンヌ大学哲学科元教授/ギャラリストのJean-Marc TILCKÉ氏からスカウトされ、南仏とパリにて各1ヶ月間の展示会を開催。アニミズム的視点と日本のアニメ世代ならではのポップカルチャー的キャラクター(ANIMATION)と、境界・結界・まじないの意味合いが織り交ぜられた古代壁画&ストリートアート的グラフィティ文字が融合。

代表作として、日本の能舞台の松の絵を再解釈し、アニメーションとともに日本が世界に誇る「霊(アニマ)」「アニミズム」をフュージョンした「松宿る神霊 空より降り注ぐ」シリーズが挙げられる。能には、人間以外の超自然的なものが登場する。日本の霊魂信仰が現れた歌舞劇。*能楽は2008年にユネスコの無形文化遺産に登録されている。

アニメーション(animation)は、もともとラテン語で魂・霊魂を表すアニマ(anima)に由来する言葉であり、平面上の動かない像(絵)に正気・活気を吹き込んで動かすという意である。アニミズム(animism)とは、日本の古くからの信仰、民間の伝承にみられる森羅万象に神が宿るという考えに合致したものである。アニミズム=原始宗教という見方もあるが、ますます複雑化し混迷する社会にひとつの新たな風穴を開けるものという期待もある。

アートとは限りなく奥に隠されているものを具現化する行為であるという彼の認識から生まれる作品群は、ファンタジーであり、リアルであり、私たちのすぐ隣に存在する世界を垣間見せてくれる。みな一度は見聞き・体験・思惟を巡らせたこともあろうこの世の不思議を、彼独自のアンテナで受け止め、突き詰めて、平面/立体/空間化などの形態をとってこの世界に具現化される。

Collection:
  2019 Sep. Collected by GUESS founder family, Mr. Marciano

Selected History: 

  • Graduated from Takarazuka University, B.A. of Fine Art in 2001, studying under Shozo SHIMAMOTO (GUTAI group).
  • 2019 Oct-Nov. Group Exhibition at White stone gallery (Hong Kong, H Queen’s building)
  • 2019 Nov. International Contemporary Art “AU” Exhibition at Pine Blooklyn Gallery (Osaka, Japan)
  • 2019 May Dedication of drawing “Black Sun” to Omiwa shrine (Nara, Japan)
  • 2019 May Group-exhibition and performance at Daibiru (Osaka, Japan)
  • 2018 Sep. International Contemporary Art “AU” Exhibition at Hyogo Prefectural Museum of Art Oji Branch Haradanomori Gallery, Exhibition and performance (Kobe, Japan)
  • 2018 Mar. Shamisen (Japanese traditional guitar) performance at Karuizawa New Art Museum, White stone gallery (Nagano, Japan)
  • 2017 Aug. Solo-exhibition at Bumpodo Gallery (Tokyo, Japan)
  • 2016 Nov. Solo-exhibition at Tsukino-hanare Gallery (Tokyo, Japan)
  • 2016 Jun.-Sep. Group-exhibition at Maison du Chevalier in Carcassonne(France)
  • 2015 Jun. Solo-exhibition at HEARtiEST (Osaka, Japan)
  • 2015 Apr. Solo-exhibition at Tama salon (Tokyo, Japan)
  • 2014 Jun. Duo-exhibition at Maison du Chevalier in Carcassonne (France)
  • 2014 Apr-May Solo-exhibition at Mister LO Gallery in Paris (France)
    2014 Feb. Exhibition at oniko terra, Kobe (Japan)
  • 2013 Nov. Exhibition at Art space in Aigue Vives (France)
  • 2013 Sep-Dec. Artist in residence in Puicheric (France)
  • 2013 Jun. Exhibition at Shimizu Gallery, Himeji (Japan)
  • 2013 May Exhibition at Herb Gallery, Osaka (Japan)
  • 2013 Feb. Exhibition at oniko terra, Kobe (Japan)
  • 2012 Exhibition at Cafe Angkasa, Ubud Bali (Indnesia)
  • 2011 Japan Art Center Painting Competition, selected artist
  • 2004 Shamisen(Japanese traditional guitar) performance in pre-event for Venice Biennale with Shozo SHIMAMO (Italy)
  • 1999 International Modern Art Exposition (i.m.a) selected artist, exhibited at Tokyo Metropolis Art Gallery
  • •1998 International Contemporary Art “AU” Exhibition in Helsinki (Finland)

Collection
  2019年9月 ファッションブランド「GUESS」創業者・アートコレクターのMarciano氏が作品「Poppin Pine Tree」を所蔵

< History >

1978年 11月18日神戸市生まれ、東経135度明石育ち
2001年 宝塚造形芸術大学美術学科卒業
    同大学にて世界四大アーティスト(アメリカMOCA認元具体美術協会)故・嶋本昭三氏に師事。

1998年 フィンランド ヘルシンキにてAUグループ展
1999年 国際現代美術家協会主催 i.m.a展 入選、東京都美術館にて展示
2004年 イタリア プレ ベネチア ビエンナーレにて嶋本昭三と「女拓と三味線とのコラボレーション」
2005年 愛知万博「JAXA宇宙の音楽キャンペーン」
     和風ミクスチャーバンド「にぎらい」にて審査員特別賞を受賞(三味線・ボーカル)
2007年   環境省・三井住友銀行主催「eco japan cup・カルチャー部門」
              エコバンド「ニライカナイ」にて準グランプリ受賞(作詞作曲、ギター、ボーカル)。
              victor博報堂共同レーベルよりコンピレーションアルバム(CD)をリリース。
2009-2011年  自然をより知るために 京都府綾部市上林にて半自給自足の生活を行う
2011年 日本芸術センター絵画展入選
2012年    バリ島にて展示会(@gallery cafe アンカサ)、霊地アグン山等での津軽三味線奉納演奏
2013年    2月 神戸にて個展(@Oniko Terra gallery)、地元新聞社からの取材。
2013年    5月 大阪にて個展(@Herb gallery)
2013年    6月 姫路にて個展(@Shimizu gallery)
2013年    9-12月 南フランスのアーティストインレジデンスに滞在し、作品制作と個展を開催。
    元ソルボンヌ大学哲学科教授Jean-Marc Tilcke氏に評価される。
    カタリ派の城や古代霊場での津軽三味線奉納演奏。
2013年   11月 個展(Aigue Vives, France)
2014年   2月 神戸にて個展(@Oniko Terra gallery)、地元新聞社からの取材。
2014年   4月 パリにて1ヶ月間の個展(@Mr.Lo Gallery)
2014年   6月南仏カルカッソンヌにて1ヶ月間の展示会を開催(@Maison du Chevalier 現代美術ギャラリー)
    地元の新聞社等メディアにとりあげられ好評を博す。
2015年   4月 東京にて個展(@青山たまサロン)
2015年   6月 大阪にて個展(@梅田HEARtiEST)
2016年   6-9月 南仏にてグループ展(@Maison du Chevalier 現代美術ギャラリー)
2016年   3月 NY視察、11月 NYアートウィーク&アートオークションへ参加
2016年   11月 東京にて個展(@銀座月のはなれ)
2017年   1月  BALMAIN パリコレクションに招待される
2017年   8月 東京にて個展(@文房堂ギャラリー)
2018年   3月  長野にて三味線パフォーマンス(@軽井沢ニューアートミュージアム)
2018年   5月 山陽百貨店にて企画展示
2018年   9月 現代芸術国際AU展(兵庫県立美術館・原田の森ギャラリー)
2019年   1月、2−3月 心斎橋大丸にて企画展示「現代に生きる具体 AU展」
2019年   5月 大阪にてグループ展示・津軽三味線と映像のパフォーマンス(ダイビル本館)
2019年   5月 奈良・大三輪神社に絵画「黒陽」の奉納
2019年   6月 京都大丸にて企画展示「現代に生きる具体 AU展」
2019年  10-11月 香港 White Stone Galleryにてグループ展示、津軽三味線と映像のパフォーマンス

Theo HAZE(テオヘイズ)の作品は、多岐に渡る作風から一見奔放に放散した産物かのように見える。が、すべては彼の根幹なる思想の枝葉に過ぎない。それは、彼が20代より霊的導きにより三味線奉納演奏をしながら巡礼した際のヴィジョンや体験を元に形づくった軌跡であり、その根源を辿る冒険へ鑑賞者を誘なう仕掛けでもある。

彼から放出された作品群は、言うなれば、ポップ・スピリチュアル「THEO HAZEワールド」のインデックスだ。巡礼を経て、時が満ちた瞬間から産み落とす時間が惜しいほどの勢いで一連の体験を詰め込み作品化されたものだが、これら一つのシリーズを深めて、新たに大量の作品を生み出すことが可能なほどの奥深い思想に裏打ちされたモチーフが出揃っている。

例えば、「鬼」「依り代」「しめ縄」「お守り」「自霊拝」など、日本古来の儀礼・慣習的なものが主にモチーフとして使われるが、根底の部分では世界古来の共通するテーマが横たわっている。アニミズム、シャーマニズム、宇宙を畏怖し愛でる人類共通の感性。人種を超え、人間には無意識の部分で何らかの超越的な存在や事象を信じる力、感じる力、繋がる力を持っている…そんな感覚を呼び起こさせる。

戦後のアニメーション的なモチーフを用いて、神話やスピリチュアルなテーマを彼独自の解釈で再構築した世界観は尽きることなく、宇宙と同様に渦巻いている。古代に遡り、未来/宇宙に繋がる架け橋を彷彿させる作品群。それらを各種の表現媒体で具現化していこうとするTHEOの試みとエネルギッシュな制作意欲は比類ない。

 

第二次大戦後のシュールレアリストたちは、フロイトの影響を受けて夢の中の世界を描いた。

THEO HAZEは、神秘体験という「リアリティ」を作品を通して世に提出する。ベースとなるのは、自身の神秘体験を通して得られた世界観だ。

神秘体験は目に見え手に触れることのできる「現実世界」では証明しずらいものだが、体感したものにとって、その異空間リアリティの中では絶対的感情を伴う「現実」である。私たちが通常生きている世界を超えた領域で起こり、その後もその圧倒的な感覚は消えることなく、全人生に渡り影響を与え続ける。

3歳から毎週欠かさず六甲山を登り、山への畏怖の念、見えない存在を知らず知らずのうちに受け止めていた彼。幼少期からダリやマグリット、シャガールの画集を眺め、同時に仏教マンガ「天国と地獄」を愛して止まなかった。それらが作品の根底に流れていると言えるだろう。

古代から人類は壁に思想や歴史を描いてきた。Wall on Wallシリーズは、それに呼応する形で作品化するものである。

Born 1978 in Kobe, Japan. Graduated from Takarazuka University, B.A. of Fine Art in 2001, studying under Shozo SHIMAMOTO (GUTAI).

Contemporary artist, working with many mediums but known for his original anime-character “*ONI(鬼)” paintings best. All of his works are influenced by his spiritual experiences in his 20s pilgrimage, especially in the deep mountain/shrines in Japan. The devotion of worldwide mythology & western music with street art culture is an enduring constant in his life. So it should be natural for him to merge ancient mural paintings and contemporary street art style for consisting his pop-spiritual world. Popping eyes with stars are his experiential expression as spiritual awakening. His art works invites us to have a glimpse of the other world.
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*ONI is a Japanese legendary creature, having two horns and human-like body.